25歳女性が400万つぎこんだ「整形という宝島」 「東京には可愛い子が多くて衝撃を受けた」

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好きだった少年、ガールズバーの店主、そして未練のあった元彼。誰かが書いた“地図”を破り捨てた真波さんは、自らの手で進路を取り、整形海の奥へ奥へと進んでいった。

今はSNSで整形アカウントを運営し、自分の体験を披露したり、容姿の悩みを抱える人の相談に乗ったりしている。恋愛も順調で新しい彼と暮らしているが、「整形をやめるつもりはない」という。

「彼はもう整形しないでほしいって言ってます。整形をしてから付き合い出したので、実は……と伝えたら“ええっ!”みたいな感じでしたけど。そのときはまだ二重とか小鼻縮小くらいだったので、驚きはされたけど“まあいいんじゃない”という反応でしたね」

真波さんの“整形活動”をゆったり受け止めていた彼だが、付き合って3カ月ほど経ったとき「骨を切るわ」と伝えた際はさすがに“引いていた”という。骨を切ってまで整形することのリスクや費用を心配してのことだが、「俺にお金の工面はできないからね。俺に迷惑がかからなくて、後悔しないんだったらいいと思うよ」とのスタンスで容認してくれた。

最近の真波さんは何も言わずにクリニックに行き、包帯ぐるぐるの姿で帰ってくるので、彼は「いつまでやるの?」と呆れているという。

「親にもらった身体に傷をつけるな」という日本

真波さんの彼はかなり理解があると言えるが、すべての男性が恋人の整形に対して寛容だとは限らない。

「大学生のころ、課題論文で美容整形について取り上げたことがあるんです。テーマは“日本で美容整形に偏見が持たれる理由とは?”。日本と韓国の美意識の違いとか、両国の整形というものに対する考え方の違いについて掘り下げました。たとえば、日本の昔ながらの考え方では、“自分の身体に傷をつけてはいけない”、“親にもらった身体を大切にしなくてはいけない”という強い思いがあって、オリジナルを次代に継いでいくことが親孝行とされる傾向があります。

これに対し韓国では、自分の姿をより魅力的にして良い人と縁付き、子孫を繁栄させるという考えがありました。そうやって家系を途絶えさせないことが韓国にとっては親への恩返しなんです。同じ恩返しでも、親に喜ばれることの価値観が違うんですね。だから、日本では恋人が整形で美しくなっても、“騙してる”って言われたり、厳しい目で見る人が多いのかもしれません」

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