電動アシスト自転車は「通学の足」になる?

ブリヂストンサイクルが狙うユーザー層拡大

通学用の需要取り込みを狙ってブリヂストンサイクルが投入する”両輪駆動”の電動アシスト自転車

国内自転車首位のブリヂストンサイクルが新たなユーザー層の開拓に乗り出す。2月下旬に発売するのは、通学用の電動アシスト自転車「アルベルトe」。顧客ターゲットは中学・高校生で、自転車市場の中で急速に伸長している電動アシスト自転車の需要層を、従来の30代以上中心から10代にまで拡大するのが狙いだ。

国内の自転車市場は、2005年に1060万台だった出荷台数が2014年には830万台まで落ち込むなど縮小傾向にある。一方電動アシスト自転車は2005年の出荷台数 25万台が2014年には48万台と、10年間でほぼ倍増している。ただ、ユーザー層には偏りがあり、ブリヂストンサイクルの顧客に限ってみても、30代が3割、70代以上が2割強と、子育て中の主婦とシニア層で過半を占める。

潜在的なニーズは高い?

だが、同社の「中高生の自転車利用実態・意識調査」によれば、電動アシスト自転車を「利用したい・してみたい人」は4割超、通学路に坂道が多いと回答した人の利用意向は6割近くあった。もともとブリヂストンサイクルの自転車購入者の35%は10代で、3万円以上のハイクラス通学用自転車では、5割超の国内シェアを誇る。アルベルトeの価格は12万円前後と高価だが、成長が見込める電動アシスト自転車で、通学用需要を取り込もうというのが目論見だ。

アルベルトeのベース車両は、アルミフレームとベルトドライブが特徴で累計販売台数が100万台を超えた通学用自転車「アルベルト」。既存の電動アシスト自転車では、ヤマハ発動機から供給を受けている電動アシストユニットを使用しているが、今回は初めて自社開発の電動アシストユニットを搭載した。

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