百ます計算の陰山先生が「早期教育」に反対する訳 「失敗が怖い子ども」を育ててしまう可能性も

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しかもそういうお母さんって、子どもが失敗しないように先回りするんです。「勉強がわからなくならないように早期教育する」「ほかの子より先に行くためにピアノの英才教育をする」……だけどそれって、「失敗が怖い子ども」を育てちゃうことでもあります。

子どもが勉強でつまずいた。音楽の授業で1人だけピアニカが弾けない。いいんです。そういうことがあってもいいんですよ。 それで「よし、じゃあ音楽教室に通おう」と子どもが思ったら、通わせてあげればいい。「僕は音楽はできなくていいや。体育ができるし」と思う子なら、それでもいいんです。

親がすることは先回りして準備することではなく、子どもの興味関心に沿って「がんばれ」と応援することです。東大に行きたい、オリンピックに出たいと言ったら、「がんばれ」と塾や教室を探しましょう。そこでの学び、プロセスも経験になります。

小2くらいまでは「読み聞かせ」で十分

――なるほど、子どもの興味関心に沿って応援することが大切なんですね。興味の幅を拡げるなら、本を読むのもよいと思うのですが、どうすれば、本を手にとるようになりますか?

隂山:子どもが本に触れる最初の機会は、やはりというか当然というか、「読み聞かせ」です。

生まれてから、2、3歳ごろまでは「読み聞かせ」を一生懸命していたけれど、だんだん子どもが自分の好きな動画を見るようになってしまった。子どもが「読み聞かせ」を喜ばなくなった。などの理由で頻度が減っているご家庭も多いかもしれません。しかし、本を読む習慣を身につけさせたいなら、小2ごろまで親が読んで聞かせることが大切です。

よくある間違いが、親が独断で本を選んでしまうこと。もちろん、教育にいい本を選ぶのは大切ですが、子どもが興味を示さなければ意味がありません。ですから、本を選ぶ基準は子どもの「食いつき」にしましょう。子どもが興味を持って食いつく本がベストです。

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