ケリー国務長官、「I came to share a hug」 <動画>パリを訪問し、テロ犠牲者に弔意
米国のジョン・ケリー国務長官は1月16日、フランス国民に対し、米国民は17人を殺害したイスラム過激派による先週の襲撃に対して 「反感と嫌悪感」 を持っており、フランス国民と共有していると述べた。
ケリー長官は、襲撃のあった風刺週刊紙「シャルリ・エブド」とフランスの首都にあるユダヤ系スーパーの2カ所の襲撃場所を訪れ、白いユリと赤いバラのリースを手向けた。
この訪問は、米政府が1月11日にパリで行われたデモ行進に政府高官を派遣せず、この不参加が国内で大きな批判を受け、ホワイトハウスが珍しくその誤りを認めたことを受けて実現したものだ。
ハグするために、ここに来た
ケリー長官は、フランス国民と共に「抱擁(ハグ)するために来た」と述べた。金曜日、こう述べる前に、長官はエリゼ宮殿の中庭でフランソワ・オランド大統領と抱擁し、その後宮殿内に入り、会談に臨んだ。
「そして今日、私はここに来て、全パリ市民、全フランス国民と共に本当にハグしたかったのです。全てのアメリカ国民が、罪のない人々や基本的価値に対する臆病で卑劣な行為や攻撃に、反感と嫌悪感を抱いていることを直接申し上げたかったのです」と、ケリー長官はパリ市庁舎 (オテル・ド・ヴィル) で行われた演説で述べた。