ウクライナ情勢めぐる最近の動き、主なポイント 今週東部でさらに大規模攻撃も-ゼレンスキー氏

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ウクライナ大統領、今週ロシアが東部で大規模軍事行動の見込み

ウクライナのゼレンスキー大統領は同国東部でロシアが今週、空爆強化を含め、一段と大規模な軍事行動に出ると予想していると述べた。

ウクライナは今年45%のマイナス成長、ロシアも11%落ち込みへ-世銀

世界銀行は10日公表の春季経済報告で、ロシアに侵略されているウクライナの今年の経済成長率はマイナス45.1%と、ほぼ半分に縮小すると予測。ロシア経済については11.2%のマイナス成長と予想した。

欧州・中央アジア(ECA)地域の今年の成長率はマイナス4.1%と、新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)が始まった2020年の2倍の落ち込みとなる見通し。これらの予測はかなりの不確実性を伴うとしている。

ロシア軍、中部ドニプロの空港を破壊

ロシア軍はミサイル攻撃でウクライナ中部ドニプロの空港を破壊した。地元当局者が明らかにした。

オーストリア首相、11日にプーチン氏と会談

オーストリアのネハンマー首相は11日にモスクワを訪問し、ロシアのプーチン大統領と会談する。プーチン大統領との対話チャンネル構築が目的。

オーストリアのネハンマー首相Photographer: Liesa Johannssen-Koppitz/Bloomberg
米政府当局者、ロシア軍新司令官に懸念

ホワイトハウスのサキ報道官はロシアのウクライナでの軍事作戦を統括するドゥボルニコフ新司令官について、恐らくこれまでの作戦継続を意味するとFOXニュースに語った。

サリバン米大統領補佐官(国家安全保障問題担当)はCNNとのインタビューで新司令官について、シリアで民間人に対して残虐行為を行うなどの経歴があり、ウクライナの民間人にも戦争犯罪や残虐行為を行うだろうと述べた。

米はウクライナへの武器追加供与を検討-サリバン氏

サリバン米大統領補佐官はCBSに対し、先週のウクライナのゼレンスキー大統領との電話会談でミリー統合参謀本部議長と共に、米国ないし同盟国からの武器追加供与の「ゲームプランに取り組んだ」と明らかにした。

ロシア、経済安定確保へ政府基金拡充へ

ロシア大統領府は国際社会による制裁に直面する中、経済の安定確保に向け、政府基金を2734億ルーブル(約4000億円)増やすと明らかにした。財源は主として今年第1四半期(1-3月)に受け取った石油とガスの追加収入になると説明した。

英政府、ロシアが退役軍人で部隊増強を検討と分析

英政府は、大きな被害を受けたロシア軍がウクライナ東部で大規模な攻撃を仕掛ける準備をしているとみられ、2012年以降に退役した元軍人で部隊増強を図ることを検討しているとの見方を示した。英政府によれば、ロシア政府はまた、モルドバと接する親ロシア地域トランスニストリアで兵士を募ろうとしているという。

北大西洋条約機構(NATO)は3月後半時点で、2月24日のウクライナ侵攻開始以後、ロシア軍兵士が最大1万5000人死亡したとの推計を発表。米戦略国際問題研究所(CSIS)はすぐに戦場に復帰できない負傷兵は一般的に死者数の倍との試算を示している。

原題:Ukraine Update: Austria Chancellor to Meet Putin; New War Front、Ukraine Update: Zelenskiy Sees New War Front; Economy Devastated(抜粋)

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著者:Bloomberg News

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