「Windows欠陥をグーグルが公表」で波紋

マイクロソフトがグーグルのやり方を非難

ワシントン州ベルビューにあるマイクロソフトの直営店の様子(撮影:東洋経済オンライン)

[シアトル 12日 ロイター] - 米マイクロソフト<MSFT.O>は、基本ソフト(OS)「ウィンドウズ8.1」のセキュリティー欠陥を自社に先んじてグーグル<GOOGL.O>が公表したことについて、ユーザーをハッキング被害の危険にさらすものだとして非難した。

グーグルは独自チーム「プロジェクト・ゼロ」を通じ、あらゆるタイプのソフトウエアに関して欠陥を調査。問題があれば開発者に内々に通告しており、この際、問題を公表するまで開発者側に90日間の問題修正のための猶予を与えている。

グーグルは11日、ハッカーにコンピューター乗っ取りを許しかねないウィンドウズ8.1のセキュリティー欠陥を公表。同社が最初にマイクロソフトに欠陥を伝えたのは昨年10月13日だった。

一方、マイクロソフトは今週、定期的なセキュリティー更新の一環として同問題を公表する予定だった。

同社幹部のクリス・ベッツ氏は11日、サイト上のブログの中で、「グーグルにはわれわれが問題を公表する1月13日まで詳細の公表を控え、顧客を保護するよう協力を求めていた」と指摘。「グーグルのやり方は公表基準に従ったものだが、結果的に被害を被りかねないのは顧客であり、(グーグルの公表)決定は原則に則ったというよりも『してやった』というような印象を受ける」と苦言を呈した。

グーグルからは今のところコメントを得られていない。

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