ネット会議やたら多いエリートの体調が危ない訳 テレワークでむしろ休めず、突然休職のリスクに

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負荷が強い環境において、ホルモンによるドーピングに、身体が適応できる期間は概ね「3カ月程度」と言われています。

冒頭で、1日平均4件以上の会議を境に、高ストレス者が急増し、37%に達するデータをご紹介しましたが、会議の内容にもよりますが、恒常的に「臨戦態勢」が継続している状況とも言えるのかもしれません。

ストレス=悪者ではない

一方で、「ストレス=悪」ではない点も強調したい点です。

ストレス学の始祖であるハンス・セリエは、「ストレスは人生のスパイスである」と言っています。要はバランスの問題です。前述のような「ストレス過多」も問題ですが、「ストレスが少なすぎる」状態、仕事に飽きてしまったり、裁量ややり甲斐のないことや、能力に対して簡単すぎることばかりやりすぎてしまったりしている状況も、実は生産性を下げ、心身に悪影響を与えていることが知られています。

こうした状態を「アンダーストレス」と言います。

さて、突然休職のリスクを抱える「隠れテレワ負債者」の共通点として、会議過多に陥っていることが分かりましたが、一方で多くの会議に参加しながらも、そのリスクを抱えずに、テレワークのメリットを十分に活かしている方々も存在します。

調査では、そうした方の共通点も明らかにしており、会議が連続する場合の5分休憩「会議間インターバル」と、終業時間と始業時間を11時間以上空けることで、7時間以上の睡眠時間を確保する「勤務間インターバル」、2つのインターバルを取り入れることで、突然休職のリスクを低減していることが明らかになりました。

具体的には、隠れテレワ負債者と低ストレス者の、2つのインターバルを実践している割合を比較した結果、会議間インターバルでは35%、勤務間インターバルでは33%乖離が発生していました。

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