経営状況や市場などの有効な分析手段として、データのグラフ化は「鉄板」だ。その中でも、「バブルチャート」は縦軸と横軸に、バブル(円)の大きさも加えた3つの指標でデータを視覚化できる。周囲から「分析が得意な人」と思われるグラフでもある。
作成は難しそうに思えるが、表計算ソフトの代表であるExcelを使うとよい。比較的容易に作成でき、デザインも細かく作り込める。今回は例として、5大商社の経営状況を表すバブルチャートを作成した。縦軸を3期前増収率、横軸をROA(総資産利益率)、バブルの大きさを売上高とする。
作成手順は下記のとおり。ポイントは「系列の編集」画面での設定作業だ。バブルチャートはワンクリックで作れ、縦軸と横軸とバブルにデータが自動で割り当てられるが、意図どおりにならないことが多い。そこで「データソースの選択」から「系列の編集」画面を開き、縦軸(Y)、横軸(X)、バブルと、それぞれに目的のデータが入ったセル範囲を設定し直す。
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