と、まぁ極端な例ですが、上から言われたことを特に深く考えもせず代々リピートだけしているレコードの様な方や、具体性を伴わずともこういえば若い人には反論できないだろう、という言葉を用いてうまくけむに巻く方は多いので要注意ですね。おっしゃる通り、「覚悟を持て」とだけ言われても「それはそうだけど、どうやって」、というのは不明でしょうし、「俺の若い頃は~」と言われても仕事における実績のない若い方からすると、反論や疑問を持てませんよね。
前置きが長くなりましたがそうは言うものの、実際問題として今まで短期間で複数の会社を退職していますので、今後どうするかはきちんと考えなくてはいけませんね。
24時間365日働く覚悟は不要!結果が大事
さて、本題に入ります。まず24時間365日働く覚悟なんてものは不要です。オジサン的には精神論に近い形で「俺も我慢してるんだから、お前も我慢しろ、仕事は辛いものだ」という事になるのでしょうが、要は仕事は結果を出せばよいだけで、時間をどれだけ使ったかはどうでもよい話です。
覚悟を持つべきは時間的なコミットではなく、結果を出す事に対する覚悟です。当然仕事に慣れないうちは時間を使って仕事を覚える、という事も方法としてはありでしょうから、最初のうちは人よりも多く働くことになる可能性は高いでしょう。ただし、時間を使ったからといって結果が出るというわけでは決してありません。ご自身が結果を出すために時間投入が必要である、と判断すれば時間を使えばよいだけの話です。
そして、仕事に対する目的という話ですが、全員が全員明確な、そして長期的な目的を持って働いているわけでもありませんし、そもそも目的も経験と年齢に応じて変わってくるもので、実際私自身も経験などに応じて変わってきています。
よく新卒で「社会を変えようと思っています」という事を真顔でいう大きな志を持った方もおりますが、「その前にまずは自分を変えなさい」、という状態が大半ですので、そういった自分自身の器やサイズを超えた目的を持ったとしても、それ自体で仕事が順調にいくわけではありませんし、仕事が長続きするわけでもありません。
したがって当面の目的は、「自分自身の可能性を極限まで探るためにほかよりも色々と経験のできるチャンスのある職場で働く=成長できる場を探す」、であったり、「自分の興味のある分野でとりあえず頑張ってみる」、でもいいわけです。ちなみに私自身は新卒で仕事を探している際には前者の様な考えを持っていました。
その上で、自分が経験を重ねるにつれて徐々に目的をシフトさせいけばいいわけですし、実際に私もそうして現在までやってきています。
そう考えますと、大層な目的を持ってみたり、自分自身をよく知らない中で目的をひねり出そうとするよりも、まずは自分自身の興味の矛先や仕事に対する価値観を知ってみる、というプロセスがまずは重要なのではないでしょうか。それがないと目的も何も考えようがありませんので。
Tさんは雇用に関する事に興味があるとの事ですので、人事関係の切り口であれば当然仕事に取組みやすのかもしれませんし、その中で仕事を通じて成し遂げたい事や挑戦したい事など、つまり目的が見えてくるかもしれませんよね。何も具体的な目的が先である必要はまったくないということです。
無料会員登録はこちら
ログインはこちら