コロナへの不安や悩みは生命保険で解消できない。
緊急事態宣言真っただ中の4月、地方滞在中の長男が発熱して喉に変調を来し、診療を受けた。新型コロナウイルス感染症が疑われ、3泊4日の隔離入院となったが、検査結果は陰性。他のウイルスによる咽頭炎と診断され、6万円程度の医療費を支払った。
病気にかかっても、入院するケースばかりではない。だが入院に備える医療保険の世帯加入率は約9割。入院といった「いざというとき」に備えたほうがよいと多くの人が感じている。長男は未加入だったが、仮に加入していれば、入院期間に応じた給付金を受け取っていたことになる。
仮に入院給付金が日額1万円だった場合、受け取っていた給付金は3万円となる(商品により額は異なる)。ただし、給付金を受け取るには保険料の支払いが必要。息子が医療保険に入っていた場合、その保険料支払いが負担となり、給付金を受け取ってもキャッシュフローは改善しなかっただろう。
今回のコロナ禍では感染症の罹患(りかん)に備え、Webや通販などのダイレクト型保険や共済で新規契約が伸びているという。だがコロナ禍で医療保険の加入は必要なのか。
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