今年4月から新しい学習指導要領が小学校で全面実施となった。学習指導要領は文部科学省が定める教育課程の基準のことで、これに基づいて新しい教科書が作られ、授業内容も変更される。
学習指導要領は、約10年ごとに改訂されてきた。これまでの改訂は授業時数や教育内容の増減に関するものが中心だったが、今回の改訂は養いたい資質や能力のコンセプト(考え方、理念)を明確に示した。それが、「知識および技能」「思考力・判断力・表現力」「学びに向かう力、人間性」の3つだ。その実現のために、学び方も変える。それが「主体的・対話的で深い学び」で、いわゆるアクティブ・ラーニング型の授業を主体にしていく。
「社会に開かれた教育課程」も新しい視点だ。各学校には地域や企業などと連携したカリキュラムを編成することが求められる。
教師間で複数教科の連携や、教育効果の検証、改善を行う「カリキュラム・マネジメント」も重要だ。
教育内容も変わる。目玉は「英語教育の充実」だ。まず「外国語活動」が5、6年生から3、4年生にシフト。5、6年生は「外国語科」となり、週のコマ数は1から2へと倍増する。3、4年生は歌などを通して「聞く」「話す」を中心に学び、5、6年生は中学校以降につなげていくため、それに「読む」「書く」を加えた4技能の学習を行う。
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