「男くさい」「別名、飯田橋体育大学」「激しい学生運動」──。東京六大学の一角を占める名門大学であるが故に、マイナスイメージも付きまとっていた法政大学。昭和の時代は「バンカラ」の代表格だったが、平成を経て令和の今は、時代の先端を走る「ハイカラ」大学へと変化を遂げた。その牽引役は国際化だ。
法、経済、経営、社会、文、工の6学部だった同大学は、2000年前後から学部数を増やしていった。今やMARCH5大学の中でも最多となる15学部を誇る。その中で、注目を集めるのが国際系の2学部だ。
1999年に国際文化学部を、08年にグローバル教養学部(GIS)を新設。英語を中心としたカリキュラムで、グローバル化時代に対応できる人材を育てている。
GISは偏差値(19年、進研模試)が73と、法政の中でも最難関の学部で、MARCH全54学部の中でも5位に位置する。早稲田大学の人間科学(同72)やスポーツ科学(同70)をも上回る。
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