有料会員限定

国際系新設に法学部移転、中央を国際基準で改革 中央大学学長に聞く

✎ 1〜 ✎ 6 ✎ 7 ✎ 8 ✎ 最新
著者フォロー
ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

有料会員限定記事の印刷ページの表示は、有料会員登録が必要です。

はこちら

はこちら

縮小
中央大学 学長 福原紀彦(ふくはら・ただひこ)1954年生まれ、滋賀県出身。77年中央大学法学部卒業、84年中央大大学院博士課程単位取得満期退学。中央大法学部教授、総長などを経て2018年5月から現職。(撮影:尾形文繁)

特集「MARCH大解剖」の他の記事を読む

──26年ぶりに新学部をつくりました。他大学が相次いで国際系の新学部を設けてきたのに、中央大学は遅れた印象があります。

これまで各学部を国際化しようという取り組みを続けてきた。だが、そこに限界があった。ナショナルスタンダード(国内基準)を背景に生まれた既存学部を、グローバルスタンダード(国際基準)の水準にまで変えるのは難しい。そこで国際基準による学部をつくろうと考え、学部の新設に至った。

中でも今年の4月に開設した国際経営学部は国際基準でつくった学部。英語で行う授業の履修だけで卒業でき、海外留学を必須としている。9月入学の制度も設け、海外出身の学生も入学しやすい。留学生の受け皿となる学部と位置づけており、中央の仕組みそのものを変える存在になると期待している。

国際経営学部に加えて、2つの建物の完成が国際化のさらなる推進役となる。来年4月から供用を開始する「グローバル館」と「国際教育寮」(ともに仮称)だ。

関連記事
トピックボードAD