──26年ぶりに新学部をつくりました。他大学が相次いで国際系の新学部を設けてきたのに、中央大学は遅れた印象があります。
これまで各学部を国際化しようという取り組みを続けてきた。だが、そこに限界があった。ナショナルスタンダード(国内基準)を背景に生まれた既存学部を、グローバルスタンダード(国際基準)の水準にまで変えるのは難しい。そこで国際基準による学部をつくろうと考え、学部の新設に至った。
中でも今年の4月に開設した国際経営学部は国際基準でつくった学部。英語で行う授業の履修だけで卒業でき、海外留学を必須としている。9月入学の制度も設け、海外出身の学生も入学しやすい。留学生の受け皿となる学部と位置づけており、中央の仕組みそのものを変える存在になると期待している。
国際経営学部に加えて、2つの建物の完成が国際化のさらなる推進役となる。来年4月から供用を開始する「グローバル館」と「国際教育寮」(ともに仮称)だ。
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