文系学部の青山キャンパス回帰、新学部設立などの改革を進める青山学院大学。三木義一前学長、2019年12月16日付で就任する阪本浩新学長に、改革の成果や今後の取り組みを聞いた。
──13年度から、文系学部4年間の就学キャンパスが青山に集約されました。狙いを教えてください。
阪本 全学共通の教養教育である「青山スタンダード」は相模原キャンパスを開学した03年に始まった。それ以来、すべての学部の1〜2年生が相模原キャンパスで教養科目を学んでいた。
ただ、学部の増加に加え、専門教育を早くから始めたいという要望も学部から出てきた。さらに、学部や学科に関係なく学生が、自ら選んだ教員と交流する「アドバイザー・グループ」という青学独自のシステムの活動をするうえでも、1〜2年生と3〜4年生でキャンパスが分かれてしまうのは都合が悪かった。これらを踏まえ、やはり4年間、同一キャンパスで教育することが重要だという結論に至った。
──一方、相模原キャンパスには15年に地球社会共生学部を、19年にコミュニティ人間科学部を開設しました。
三木 青山キャンパスは、これ以上学生を増やすのが物理的に難しい。だが、社会の変化に伴い、大学で教えるべき領域はどんどん増えている。従来にない分野の学部をつくろうとすると、相模原になる。
地球社会共生学部は、アジアで活躍できる人材を育成するため留学を卒業要件にした、思い切ったコンセプトの学部だ。就職の実績も良好で、社会の要請を的確に捉えられたと思っている。
この記事は有料会員限定です
残り 755文字
