高い就職実績の裏には、独自の仕組みがある。
毎年、5大学合計で3万人近い卒業生を社会に送り出すMARCH。就活では、東大、京大などの旧帝大や早慶上智に次ぐブランド力がある。有力企業や人気企業では、いわゆる学歴フィルターが存在し、企業の採用担当からは「MARCH以上」の学生を採りたいとの声も聞かれる。地頭がよくて行動力があるというのが、大方のMARCH評だろう。
では実際の就職先はどうなのか。MARCHの中から、資格試験に強い中央と「就職の明治」と定評のある明治の2大学を中心に探っていこう。
中央大学|盆、正月も 「炎の塔」で猛勉強
中央といえば公務員試験や難関国家資格に強いことで知られる。2017〜19年度の国家公務員総合職(旧上級職)試験の合格者数は160人で、東大、京大、早慶、その他の旧帝大に続き9位だった。MARCHの中で中央の次に多いのが明治で86人、18位である。
17〜19年度の司法試験の法科大学院別(大学在学中、大学卒は含まず)の合格者数は、中央は329人で、慶応、東大、京大に次ぐ4位だ。18年度の公認会計士の合格者数は中央と明治が同数の77人で、慶応、早稲田に次いで3位だ。
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