孫正義会長兼社長が率いる投資会社・ソフトバンクグループに投資する方法は大きく分けて2つある。個人向け社債を買うか、それとも現物株を買うかだ。
「どちらも買い」と断言するのは野村証券・市場戦略リサーチ部の魚本敏宏チーフ・クレジット・アナリスト兼ストラテジストだ。
「(通信など)特定事業に投資するとその事業の業界変動に株価が左右されるが、(投資会社に特化したことで)全産業のAI(人工知能)関連企業に投資するようになり、死角がなくなった。(投資規模10兆円の)ソフトバンク・ビジョン・ファンドを設立し、レイトステージ(事業が軌道に乗った段階)の大型スタートアップ(新興企業)に次々と投資できる唯一のプレーヤーとなったことで独占的な地位を築いた」(魚本氏)からだという。
預金との比較は禁物、個人向け社債に妙味
ソフトバンクグループが今年4月に発行した個人向け社債「第55回無担保普通社債」(愛称「福岡ソフトバンクホークスボンド」)は、募集総額5000億円と巨額なのにもかかわらず、応募が殺到。申し込み初日に募集枠を上回った。
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