「きちんと相談する」という商品設計が解約局面でアダになることも。
1兆円に届かなかった資産残高が、わずか5年で10倍以上に急拡大した金融商品。それがファンドラップだ。
ファンドラップとは、投資信託(ファンド)を対象にしたラップ口座のことである。まずラップ口座から説明しよう。
ラップ口座とは、顧客と金融機関が投資一任契約を締結し、金融商品への投資、売買を金融機関に一任する口座のことだ。つまり、ある一定の取引方針について合意したうえで、顧客の意向に沿って、金融機関が株式や債券、投資信託といった金融商品の売買を行うことになる。
実際にファンドラップを利用する場合、次のような手順を踏む。
まず、金融機関が顧客にヒアリングをし、資金の使いみち、投資方針、リスク許容度などを確認する。
そのうえで日本株式、日本債券、外国株式、外国債券、日本REIT、外国REIT、コモディティー、オルタナティブといったそれぞれの資産にどのように配分するか、つまりアセットアロケーション(資産配分)を提案する。
この記事は有料会員限定です。
東洋経済オンライン有料会員にご登録いただくと、有料会員限定記事を含むすべての記事と、『週刊東洋経済』電子版をお読みいただけます。
- 有料会員限定記事を含むすべての記事が読める
- 『週刊東洋経済』電子版の最新号とバックナンバーが読み放題
- 有料会員限定メールマガジンをお届け
- 各種イベント・セミナーご優待
無料会員登録はこちら
ログインはこちら