株式投資がうまくいかない人には共通点がある。失敗する前に学んでおこう。
株式投資の世界で30年以上、多くの投資家の成功や失敗を見てきた。成功する人は千差万別であるが、失敗する人には共通点が多い。そして、案外誰もが陥りやすい、ありがちな行動で失敗している。
失敗している人はどういう人なのか。それは「よくわかっていない人」「うまくいかない人」「塩漬け(売るに売れない状態)になっている人」と大まかに分けられる。
「よくわかっていない人」は、投資することの意味や本質を知らず、ただ単に株を売り買いしているような人だ。チャートや業績の見方なども知らずに投資している一方で、インターネット上の情報には詳しくSNSなどを使いこなしている人が多い。
投資の本質は、投資先の会社の一部を所有することにある。お金を出して株式を保有し、株主総会への出席などを通じて会社の経営にも参加することで、企業価値の上昇や配当などの利益配分を期待するものである。「株価を追いかける」ことを投資とはいわない。
「うまくいかない人」は、投資をわかったつもりで売り買いしているのだが、「生兵法はケガのもと」を地で行っている人である。このタイプには、たまたま売り買いがうまくいったことを成功体験として覚え、なぜ成功したのかも考えずに同じような売り買いの仕方を繰り返している人が多い。
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