最新!デジタル技術で世界を良くした100社 <動画>マラリア判定スマホアプリなどを選出

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WikiHouse社は、3Dプリンタで作り出した建材を組み立てる、持続可能な家を生み出した。

デジタルテクノロジーによって私たちの生活は絶えず変化しているが、NominetTrust社は、2014年を通じてその変化に貢献した100団体「The 2014 NT100」を選出。日本からは放射能に関するデータをマッピングしているSafecastが選ばれた。

ここでは、とくに社会変革を推進した功績のあったマラリア診断アプリ、カメラ眼鏡、DIY建設サービスを見てみよう。

iPhoneで作動するIanXen社のxRAPIDアプリは画期的なアプリだ。設計者でIanXensの共同創業者であるJean Viry-Babl氏によれば、これを利用することで数千人の命を救うことができる。

スマホでマラリアを診断

この画面にはマラリアが表示される。携帯電話に取付けられた小型顕微鏡が、血液サンプル内でこの感染症の寄生生物を診断するのだ。

Viry-Babl氏は次のように語る。「高解像度で血液サンプルを撮影し、白血球や血小板など他の血液成分から赤血球だけを分離します。そして、赤血球をひとつひとつ検査していきます。顔認識ソフトウェアを使い、iPhoneに探し出す対象を指定しました」。

社会変革推進に貢献したと認められたもう一つのテクノロジー100団体は、Smart Glassesである。

カメラ装備の眼鏡で、視覚障害を持つ人々の奥行き知覚の向上を助けるものである。

こうした100社のリストは、Nominet Trustがまとめた。Nominet TrustのCEOであるAnnika Small氏は次のように言う。「ここ英国、特にロンドンで、社会変革のためのテクノロジー利用が加速していることを目にするのは本当に素晴らしいことです。組織は収益を上げると同時に社会に貢献することもできるという例を私たちは目にしています。これは力強い動きです」。

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