米議会証言での集中砲火を乗り越え、マーク・ザッカーバーグCEOはどんな事業戦略を語るのか。5月1~2日にカリフォルニア州サンノゼで開かれた開発者向け会議「F8(エフエイト)」では、同氏の発言内容に注目が集まった。
「英ケンブリッジ・アナリティカによるデータの不正利用は、われわれの信頼を侵害した。二度と同じようなことが起きてはならない」。会場のリラックスムードを引き締めるかのように、約32分にわたった基調講演の中で、ザッカーバーグ氏は一連の騒動についての反省を厳しい表情で語った。
その対策として発表された新機能が、ユーザーが利用履歴を消せる「クリア・ヒストリー」だ。向こう2カ月をメドに導入する。
フェイスブック(FB)のユーザーが外部のウェブサイトやアプリを利用した際、FBは情報を収集している。今後はその情報をユーザーが自身のアカウントから削除できるようになる。さらに、FBが情報保存をできなくなるオプションが用意される。
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