4月10日と11日の2日間、フェイスブックのマーク・ザッカーバーグCEO(最高経営責任者)は、情報流出問題を受けて米議会で開かれた公聴会に臨んだ。100人ほどの議員から浴びせられた質問は、コンテンツに対する責任から規制の是非まで、多岐にわたった。計10時間近くの公聴会で、ザッカーバーグ氏は何を語ったのか。
「私たちは十分な対策を取ってこなかった」
「有害な使われ方をされないよう十分な対策を取ってこなかったのは明らかだ。フェイクニュースや選挙への外国の干渉、ヘイトスピーチ、アプリ開発者のデータ不正収集がそうだ。私たちには広範囲に及ぶ責任があったが、十分に責任を取ってこなかった。それは大きな過ちで、私の過ちだった。アイム・ソーリー」
英ケンブリッジ大学の研究者が、クイズアプリを使って集めたフェイスブックユーザーのデータをデータ分析会社に不正に提供、そのデータが2016年の米大統領選挙で利用されたという疑惑が、今回の公聴会のきっかけだ。加えて、ロシアによる同大統領選への介入にもフェイスブックが利用されたと、議会は問題視していた。
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