Interview|米ニューヨーク大学 スターン経営大学院教授 スコット・ギャロウェイ
あなたの子どもたちの何千枚もの写真を分析し、携帯電話を盗聴器として活用し、その情報をフォーチュン500(米『フォーチュン』誌が毎年発表する世界の企業番付)企業に売り付けるソーシャルメディア企業──。フェイスブックのビジネスをそう断じるのは、米ニューヨーク大学スターンスクールのスコット・ギャロウェイ教授だ。
ギャロウェイ氏は、フェイスブック、グーグル、アマゾン、アップルのIT系4社を論じた『The Four』を昨年10月に刊行した。22カ国で翻訳が予定されている、世界が注目する書だ。巨大化したIT企業の存在について警鐘を鳴らし、最近は「フェイスブック解体論」も提唱している。
──フェイスブックの情報流出問題をどう見ていますか?
フェイスブックについて知っておかなければいけないことがある。フェイスブックはキリスト教徒よりも人数の多いコミュニティを持っている。彼らは、22億人ものユーザーを外部の攻撃から守る義務を背負っている。
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