ネット通販からリアル店舗まで、多くの人々をおびき寄せる小売り界の巨人アマゾン。広告収入に頼るフェイスブックやグーグルとは違い、利用者の日常的な消費に近いことから、GAFAの中でもビジネスモデルがとりわけ強固だとされている。
ただし、アマゾンをめぐっては過酷な労働環境がたびたび問題視されている。この点でアマゾンに対し、特に厳しい論調を取っているのが英国のメディアだ。彼らは「潜入取材」という形を取って、知られざるアマゾンの労働を次々とあぶり出している。
先陣を切ったのは、BBC(英国放送協会)で50年以上の歴史を持つ調査報道番組「パノラマ」だ。2013年11月に「アマゾン ワンクリックの裏側の真実」というタイトルで30分番組を放送した。商品を仕分けるピッカーとして雇われた23歳の潜入記者が隠しカメラを持ち、物流センター内での自分の作業や、構内でのアマゾン社員や同僚と会話する模様を撮影。どれだけ過酷な作業かを描写した。
この記事は有料会員限定です。
ログイン(会員の方はこちら)
有料会員登録
東洋経済オンライン有料会員にご登録頂くと、週刊東洋経済のバックナンバーやオリジナル記事などが読み放題でご利用頂けます。
- 週刊東洋経済のバックナンバー(PDF版)約1,000冊が読み放題
- 東洋経済のオリジナル記事1,000本以上が読み放題
- おすすめ情報をメルマガでお届け
- 限定セミナーにご招待
トピックボードAD
有料会員限定記事
無料会員登録はこちら
ログインはこちら