有料会員限定

情報流出で一転窮地 露呈した急成長の歪み »»Part1 揺れるSNS帝国

✎ 1〜 ✎ 14 ✎ 15 ✎ 16 ✎ 17
拡大
縮小
最大8700万人分のユーザー情報が米大統領選でトランプ陣営に使われていたことが発覚。巨大プラットフォーマーであるフェイスブックへの信頼は揺らいでいる(AP / アフロ)

特集「フェイスブック解体」の他の記事を読む

フェイスブックを取り巻く難題

一人の男の告発が、パンドラの箱を開けた。

3月中旬、欧米メディアの報道により、フェイスブックから大量のユーザー情報が流出していた事態が明らかになった。メディアにリークしたのは、英データ分析会社のケンブリッジ・アナリティカで幹部だったクリストファー・ワイリー氏だ。

同氏はケンブリッジ社が、英ケンブリッジ大学心理学教授のアレクサンダー・コーガン氏から、データを不正に収集したと暴露。そのデータが2016年秋の米大統領選挙で、ドナルド・トランプ陣営が有利になるように投票者向けの政治広告で利用されたと指摘した。情報流出の規模は最大で8700万人に上り、そのうち8割以上を米国居住者が占めていた。

「私たちはフェイスブックから、大量の人々のプロフィールを収集することに成功した。そしてそこから得た情報を活用し、“人々の悪魔”を標的にするモデル(世論を扇動する手法)を確立した」。ワイリー氏は、英ガーディアンの姉妹紙オブザーバーの取材に対しそう語っている。

関連記事
トピックボードAD
トレンドライブラリーAD
人気の動画
TSMC、NVIDIAの追い風受ける日本企業と国策ラピダスの行方
TSMC、NVIDIAの追い風受ける日本企業と国策ラピダスの行方
【動物研究家】パンク町田に密着し、知られざる一面に迫る
【動物研究家】パンク町田に密着し、知られざる一面に迫る
広告収入減に株主の圧力増大、テレビ局が直面する生存競争
広告収入減に株主の圧力増大、テレビ局が直面する生存競争
現実味が増す「トランプ再選」、政策や外交に起こりうる変化
現実味が増す「トランプ再選」、政策や外交に起こりうる変化
会員記事アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
特集インデックス
フェイスブック解体
FBユーザー怒りの声
今後フェイスブックに求めたいこと
試練続くフェイスブック株
経済学者が新説を提唱
税逃れへの批判強まる
潜入報道であぶり出された実態
制裁金3000億円では終わらない
Interview │一橋大学大学院教授 楠木 建
»»Part2 国家 vs. IT巨人
Interview │経営学者 スコット・ギャロウェイ
10時間に及んだ米議会証言
個人&企業にアンケート
Interview|フェイスブックジャパン 代表取締役 長谷川 晋
企業は利用者離脱を注視
Q&Aで丸ごと解説
現地ルポ ザッカーバーグCEOが語った
»»Part1 揺れるSNS帝国
フェイスブック解体
IT巨人への反乱が始まった!
トレンドウォッチAD
東洋経済education×ICT
東洋経済オンライン有料会員のご案内