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経済覇権が国の盛衰を決めた 人気講師によるビジネスマン世界史講座

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経済力こそが国の力だ! 大航海時代から近世・近代まで、経済パワーの歴史をたどる。

世界では日々、新しいニュースが報じられますが、実は過去の歴史の中でも同じようなことが起きています。われわれは歴史を探ることによって、現在の問題に対する答えを見つけることができます。数百年の長期スパンの中で、世界経済がどう動いたか、国家は経済政策をどう動かしたかをご紹介します。経済を通して見た世界史講座です。

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15世紀、コロンブスが西回りで「インド」(実際はアメリカ新大陸)に到達すると、ポルトガルとスペインがその支配圏をめぐり、対立し始めました。

ローマ教皇アレクサンデル6世はカトリックの両国の争いを調停するために1493年、教皇子午線を設定します。子午線の東をポルトガル、西をスペインの勢力圏としました。

裁定はスペインに有利であったため、ポルトガルは再交渉を要請します。翌94年、トルデシリャス条約で教皇子午線を西へ約1850kmずらすことになりました。

両国は境界線がインド付近を通っていると考えており、新大陸のブラジル付近を通っているとは知りませんでした。

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