有料会員限定

イスラム圏にはビジネスチャンスがある 中東・北アフリカ出身者 座談会

✎ 1〜 ✎ 13 ✎ 14 ✎ 15 ✎ 最新
著者フォロー
ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

有料会員限定記事の印刷ページの表示は、有料会員登録が必要です。

はこちら

はこちら

縮小

特集「中東危機」の他の記事を読む

日本に住む中東・北アフリカ出身者に、日本におけるイスラム理解やアラブ世界でのビジネスの可能性について聞いた。

日本のサービス業は歓迎されるだろう

──自己紹介と母国における日本の印象をお願いします。

エルホシン(以下、ホ) アルジェリア出身で日本に留学、大学院を修了し、日本の海運関連企業で数年働いている。アルジェリアは1963年に世界で初めてLNG(液化天然ガス)の生産を開始したが、そのプラントは日本企業が手掛けた。ほかにも70年代にホンダの車がまるで国民車のように人気があったので、日本は身近な存在だ。

ベタイウベ(以下、ベ) 私はチュニジアからの留学生。日本人のイメージはまじめ。あとは技術力があること。チュニジアはまだまだ商業が未発達で、商店も午後6時ごろにはすべて閉まってしまう。日本の小売業やサービス業が入ってきたら、チャンスは大きいと思う。ユニクロが進出すれば、きっと大歓迎される。

モハメド(以下、モ) 私はイラン出身。都内の日本企業でシステムエンジニアをしている。イランの30~40代より上の世代は皆、テレビドラマの「おしん」を知っている。若い世代だとアニメやゲームソフトになじみがある。日本はやはりハイテクのイメージ。最近は中国や韓国の工業製品が入ってきているが、ブランドイメージは日本が上だ。

関連記事
トピックボードAD