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信金まで参戦 過熱する融資競争 日銀バブルは続く

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アパートやマンションなど賃貸不動産に対する金融機関の融資、通称「アパマンローン」の貸し出し競争が苛烈を極めている。特に地方銀行や信用金庫といった地域金融機関の攻勢が激しい。

埼玉県のある企業経営者は北関東の複数の地銀から、変動金利年0.5~0.6%という過去に見たことのない低さのアパマンローンを提案されたと明かす。都内の不動産投資家も、30年の固定金利1.3%の提示を信金から受けたという。

都内の信金幹部が愚痴をこぼす。「必死の思いで変動金利年0.8%の10億円の賃貸マンション融資をしたのに、ある地方銀行に0.5%台で奪われてしまった」。しかもこの話には続きがあり、その後、別の信金が0.3%台の金利を出して肩代わりしたという。

預貸率が上がって担保も万全という魅力

どうしてこのようなことが起きるのか。信金幹部は、奪っていった金融機関の胸中を察して言う。

「預貸率をよく見せようとしているのではないか」 預金をどれだけ貸し出しに回しているかを示すのが預貸率だ。2015年3月末の全国の信金の平均預貸率は49.8%と過去最低。余った資金は国債などの金融商品で運用する。しかし国債の利回りは足元、1~3年物はマイナス、10年物でも0.3%台。30年物でも1.4%程度にすぎない。先に挙げた驚異的低金利のアパマンローンとほぼ同水準だ。

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