マンションの資産価値をどう高めるか。購入から管理、修繕まで押さえておきたいポイントを総ざらえしよう。
「今朝初めて応対した方も、即決でお申し込みをされていきました」。11月中旬、東京・中央区にある三井不動産レジデンシャルのモデルルーム。営業担当者はさらりとそう言った。「杭についての質問はよく受けますが、みなさんおおむね理解してくださっています」。
傾きマンション問題の発覚以降、一部には販売に対する影響を懸念する声もある。だが、販売現場の様子はこれまでとあまり変わらない。
モデルルームでは「構造セミナー」を開き、顧客の不安払拭に努める。会場では施工会社の責任者が自ら、「このマンションは現場施工杭なので、電流計ではなく、穴を掘ってかき出した土を目視するという確実な方法で支持層を確認できます。検査も終わっているのでご安心ください」と参加者に語りかける。
ところ変わって競合他社が都内で建設中のマンション。現在杭の工事中だが、モデルルームではその施工がセールストークの種になる。今回の問題で細心の注意を払って工事をしているので、「逆に安心」というのだ。
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