アベノミクスの恩恵度、顧客基盤、人材。さまざまなデータで証券界をランクづけした。
株高の追い風が吹いている証券業界。その中で業績や経営指標の面で最も伸びている会社はどこなのか。ランキング形式で検証してみよう。
本欄で使ったデータは主に『会社四季報』と『就職四季報』(小社刊)に記載された主要証券二十数社(データによってサンプル数に変動がある)である。みずほ証券やSMBCフレンド証券など両媒体に載っていない未上場会社については、適時開示資料を集めたり、ヒアリングを実施したりして可能なかぎりデータを集めた。
取り上げるのは以下の三つのテーマである。
第一には「アベノミクス恩恵度」。第2次安倍政権が誕生した2012年12月、日経平均株価は1万円を割り込む低水準だった。それがおよそ2年半で約2倍に上昇している。証券会社の業績は市況に左右されやすいが、この間の株高は各社にどれだけの恩恵をもたらしたのか。安倍政権が誕生した13年3月期から直近15年3月期までの経常利益の変化率を比べた(1)。
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