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ビジネス #証券 熱狂の死角

追いかける立場がDNAを育んだ 日比野隆司 大和証券グループ本社 社長

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ガリバー・野村証券をどう追撃するのか。大和証券グループ本社の日比野隆司社長に聞く。

ひびの・たかし●1955年生まれ。79年東京大法学部卒業、大和証券入社。経営企画部長、大和証券エスエムビーシー副社長などを経て、2011年から現職。(撮影:梅谷秀司)

──「クオリティナンバーワン」を掲げる理由は。

デフレ下では証券の大衆化は起きなかった。しかし、デフレスパイラルから抜け出そうとする今、すべての国民にとって証券市場が必要になってくる。その際、顧客を引き付けるのはクオリティ。選ばれる存在にならないといけない。しかも、評判はSNSなどを通じて、瞬く間に広がる時代でもある。

これからは一段と成長に軸足を置いて顧客基盤を広げ、安定収益による固定費カバー率をさらに引き上げていく。安定収益項目を他の収益項目よりも高く評価するカルチャーになっているので、これをさらに進める。強靱な経営基盤を確立することは終わりのないテーマだ。

──独立系証券のトップ2だが、トップの野村とは随分開きがある。

それはさほど意識していない。なぜかといえば、証券市場自体が発展途上だからだ。日本経済の規模の割に市場規模は小さい。家計に占める証券の比率も低い。だが、これから証券市場の規模は拡大し、家計に占める割合も高まってくる。つまり、証券業はゼロサムの産業ではなく、伸びしろがある。パイ自体が大きくなるので、レースで競争相手を蹴落とさないといけない市場ではない。

野村さんとは必然的に比べられる。だが、あちらは倍以上の顧客基盤があり、われわれがとやかく言うレベルではない。しかし同じ市場で競っていることは間違いない。負けないようにしたいというだけ。

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