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村田沙耶香の小説『コンビニ人間』(2016年に芥川賞受賞)は、日本はもちろん、世界的なロングセラーとなっている。46の国と地域で翻訳が刊行され、26年4月に世界累計300万部を突破した。「世界での日本女性作家ブームの火付け役」とも位置づけられている。
コンビニで働く女性が主人公なのだが、白羽(しらは)という30代半ばの男性が新人店員として入ってくる。「どうやら、白羽さんは『底辺』という言葉が好きみたいだった」と彼女は思う。
「底辺」という言葉は「組織や社会の下層・基盤」という意味で昔から使われていた。しかし2000年代以降、そこに“序列の最下位にいることへの嘲笑”というニュアンスが強く加わってきた。
新自由主義の内面化
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