今から約50年前、ひな人形で有名な埼玉県岩槻市(現・さいたま市岩槻区)の商店街の一角で、自らの店「来来軒」を持ったのがすべての原点だ。昼間だけでは商売にならず深夜まで店を開けていたら、残業を終えた人形職人たちが大勢食べに来てくれた。創業当初から、夜の需要の大きさを感じていた。
そこで、どうすれば24時間営業ができるのかを徹底的に考えた。当時はコンビニも深夜に営業するファミレスもなく、深夜に開いているライバルは屋台だけだった。
昭和の時代、深夜の駅前に屋台がずらりと並んでおり、ラーメンやおでんをつまみにお酒を飲むお客様が大勢いた。だが私は屋台は早晩なくなるだろうと確信していた。道路を不法占拠しているうえ、水道設備がなく不衛生でもあり、行政がこのまま放置しておくはずはないと考えたからだ。
駅前への出店を加速
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