検索連動に加え、動画などが急成長
2014年度(14年1~12月)に計上した売上高660億ドルのうち、グーグルは約9割を広告事業で稼いでいる。その内訳を大きく分けると、グーグル自身のサイト(Google Websites)から発生する収入と、同社と連携したウェブサイト(Google Network Members,Websites)から発生する収入になる(図表1)。
商品別に見た場合、グーグルの広告は4種類ある。それぞれの特徴について、順を追って見てみよう。
今も昔も柱となっているのは、グーグル自身のサイトに表示される検索連動(リスティング)型広告「アドワーズ」だ(図表2‐1)。同商品はユーザーが検索をした際、その内容に関連した広告が表示されるというシンプルなもの。通常の検索結果では上位に表示されなくても、広告主が費用を払えばユーザーの目に留まり、アクセスされやすくなる。
パソコンの場合は画面の上と右に最大11個、アドワーズの表示枠が存在する。検索キーワードと入札価格を設定してクレジットカード情報を登録すれば、個人事業者などが手軽に広告を出すことができる。
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