有料会員限定

通信インフラに食指 焦点は50億人の非ネットユーザー

印刷
A
A

今年4月、グーグルは米国で携帯通信事業に参入した。新サービス名は「プロジェクト・ファイ」。MVNO(仮想移動体通信事業者)と呼ばれる事業モデルを採用し、自身は通信設備を抱えず、契約者数で米国3位のスプリントと4位のTモバイルUSのインフラを利用してサービスを提供する。より電波状況のよいネットワークを自動的に選んで通信する。

特集「Google グーグル」の他の記事を読む

料金プランはシンプルだ。月額20ドルで音声通話とテキストメッセージが無制限で使えるほか、1ギガバイト当たり10ドルのデータ通信料金が加わる。また3ギガバイトのプランを契約したが2ギガバイト未満しか使わなかった場合、未使用分は請求されない。そのほか、米国でも主流である契約期間の2年縛り(期間中に解約すれば手数料が発生する)がない。

ただし、現時点では大手携帯会社を脅かすようなプランではない。理由の一つは価格面にある。月のデータ通信量が1ギガバイトなら合計30ドル、2ギガバイトなら40ドルと安価だが、低価格戦略を進めるスプリントの場合、通話とデータ通信が無制限のプランを50ドルで提供している。大手のベライゾンとAT&Tのユーザー向けに、乗り換えれば料金を半額にするキャンペーンも継続中だ。サービス面でも、Tモバイルはすでに2年縛りを撤廃しており、海外のデータ通信も追加料金なしで利用できる。

関連記事
トピックボードAD
連載一覧
連載一覧はこちら
トレンドライブラリーAD
人気の動画
トヨタ国内販売幹部が交代、増える受注残に危機感
トヨタ国内販売幹部が交代、増える受注残に危機感
ウマ娘ヒットの裏で「スマホゲーム」が深める苦境
ウマ娘ヒットの裏で「スマホゲーム」が深める苦境
ニトリ、家具の王者が「家電攻略」に動き出す必然
ニトリ、家具の王者が「家電攻略」に動き出す必然
パナソニック「指定価格」導入に揺れる家電量販店
パナソニック「指定価格」導入に揺れる家電量販店
会員記事アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
トレンドウォッチAD
東洋経済education×ICT
有料会員登録のご案内