英フィナンシャル・タイムズ紙の報道によれば、グーグルのラリー・ペイジCEO(最高経営責任者)は今、ミッションステートメント(会社綱領)の改定を検討しているという。
グーグルが創業時から掲げている理念は「世界中のすべての情報を整理して、誰もが使えるようにする」というもの。だが現在は、次世代ロボットから遺伝子解析まで、あらゆる領域へとビジネスを拡大しつつある。単なる検索エンジン業者だった頃の綱領では、実態に合わなくなってきているのだ。
2014年秋の経営改革でペイジ氏は実務の大半をスンダー・ピチャイ上級副社長(プロダクト担当)に委譲したという。今は「グーグルが今後世界を変えるうえで、具体的に何をすべきか」といった将来ビジョンの策定に注力している。
これを技術面から支えるのが、世界的に注目を浴びているAI(人工知能)だ。AIとは「見る」「聞く」「考える」「会話する」など、人間が持つさまざまな知的能力をコンピュータやロボットなど機械の上で人工的に実現する技術。
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