震災遺構の撮影・公開や、専門スキルを持つボランティアと連携しての復興支援プロジェクト……。進化する活動の中身とは。
検索サービスで圧倒的優位を誇るがゆえに、時に周囲との対立も招くグーグル。だが、東北の復興支援では協調を前面に押し出した試みが評価されている。
東日本大震災直後にスタートさせた安否確認サービス「パーソンファインダー」、ストリートビュー技術を用いて被災状況を撮影・記録する「デジタルアーカイブプロジェクト」。そして若者たちがIT技術を学ぶ「東北TECH道場」での専門家による支援、ビジネスと地域社会復興のためのプロジェクト「イノベーション東北」の立ち上げ……。グーグルは震災発生からの4年間に、東北の被災地支援を目的とした新たなプロジェクトを次々と生み出し、進化させている。
5月22日午後7時。東京・六本木ヒルズのグーグルの会議室と東京都内や東北の各地を結んで、同社の「ハングアウト」を用いたビデオ通話による会議が開催された。参加者は、同社で防災・復興プロジェクトプログラムマネージャーを務める松岡朝美氏やイノベーション東北の事務局メンバー、それにプロジェクトの「コーディネーター」、異業種の企業に勤務する「サポーター」の人たちだ。プロジェクトを支えている彼らは、宮城県内の仕事場などからビデオ会議に参加した。
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