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変わりつつある日本の空の玄関口 国際線拡張から1年 成田から羽田へ

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桜、藤…と四季折々の花で江戸の風情を演出している国際線ターミナルのショップ・レストラン街(撮影:尾形文繁)

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2014年3月30日、この日から羽田空港(以下、羽田)の国際線発着枠拡大に伴って、1日の便数がそれまでの1.5倍に増加した。この発着枠拡大による最も大きな変化は、それまで深夜・早朝の時間帯(23時~翌7時)に限られていた欧米路線などの長距離国際線の運航が昼間時間帯(7~23時)でも可能になったことだ(図表1)。

[図表1]
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4割も増えた羽田の国際線旅客数

(イラスト:村林タカノブ)

この増便の実現には、国際線旅客ターミナルの処理能力の拡大が前提となっていたため、既存ターミナルビルの北側に搭乗ゲート8カ所を持つサテライトを増築。延べ床面積を約1.5倍に拡張した。この拡張により取扱旅客数はそれまでの1日当たり1.1万人から1.5万~1.6万人まで増大した。

羽田国際化の歴史をひもとこう。10年10月、沖合に設置された4本目の滑走路と、国際線専用ターミナルの供用が開始されて、32年ぶりに羽田に国際線定期便が就航した。このときから羽田は24時間運用の国際線空港として踏み出す。

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