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生き残りのカギ握る LCCのハイブリッド化 スカイマークは挫折したが

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日本でも増えてきたLCC(撮影:尾形文繁)

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北米、欧州ではこれまで無数のLCC(格安航空会社)が参入したが淘汰され、最終的には欧米それぞれメジャーLCC(売上高5000億円超のLCCと定義)2社となった。北米では、サウスウエスト航空とエアトランが2011年に合併した結果、メジャーLCCはサウスウエストとジェットブルーに集約された。

欧州ではイージージェットが08年にGBエアウェイズを統合。欧州のメジャーLCCは、ライアンエアーとイージージェットに集約された。

LCCの中には、イージージェットのようにLCCでありながら「ハイブリッド化」して、さらなる成長を遂げた航空会社も存在する。ハイブリッドLCCとは典型的なLCCとは一線を画し、独自の優位性を模索し、差別化を実現した航空会社を指す。たとえば、典型的な短距離路線に特化したLCCビジネスから、そのローコスト・オペレーションの強みを維持したまま中長距離路線へ参入し中大型機を持つ、機内サービスを充実させ第1空港(たとえば関東では羽田空港など、第2空港は茨城空港などのこと)を利用する、フルサービスキャリアー(FSC)と遜色ないレベルで顧客に価値提供を行う、といった具合だ。

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