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現地取材でわかった参入障壁が高い理由 [エアライン7つの秘密1 機内食産業]

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(イラスト:村林タカノブ)

関西国際空港に隣接する地上6階建てのビル。中に入ると、色とりどりの食材が並んでいる。それを従業員が手際よく盛りつけていく。ここは関西インフライトケイタリング(KIC)が運営する機内食の専用工場である。

KICはロイヤルホールディングス(HD)の100%子会社。ロイヤルHDはファミレス「ロイヤルホスト」を中核とした外食グループだ。が、祖業は実は機内食事業。1951年に日本で国内線が就航したとき、福岡発大阪行きの1番機に搭乗した18人の乗客に、サンドイッチと紅茶を風呂敷に包んで届けたのが始まりだった。以来、国内の主要空港の近くに工場を開設。現在、国内の機内食シェアはトップクラスだ。

機長と副機長ですら別メニューを用意する

長いフライトの拘束時間で数少ない楽しみの一つ

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「機内食は幅広い要求に応える必要があるため、自動化ではかえって効率が悪い」(KIC運営部で調理を担当する三木田功司氏)。工場に足を踏み入れて最初に驚いたのは、食材の仕込みから調理、盛りつけまですべて手作業で、機械を使用する工程がないこと。より効率化を図るためには機械を積極導入する選択肢もあるはずだが、それでも手作業にこだわるのは機内食が「多品種少量調理」だからだ。

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