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トランジットやLCCに活路求める [成田空港]空の玄関口の機能は健在

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1年前の2014年3月に羽田空港の国際線日中時間帯の発着枠が拡大されたことで、欧州線、東南アジア線を中心に羽田シフトの動きが見られ、「成田空港は衰退するのではないか」と危惧する声も多く聞かれた。しかし、日本の空の玄関口としての成田の機能は、羽田が国際化された現在でも変わらない。海外100都市に就航(15年4月時点)、週1912便のネットワーク(4月13~19日)は国内で断トツだ。

4月22日にはエチオピア航空が成田─香港─アディスアベバ線を開設したほか、6月12日には全日本空輸(ANA)が成田─ヒューストン線、8月には豪カンタス航空が成田─ブリスベン線を開設する。

米国便の大半は、日米航空交渉での協議が進展せず、いまだに成田空港発着となっている。

羽田の国際化が進む中、成田が今後も成長していくうえで重要なキーワードは、「LCC(格安航空会社)空港」と「北米とアジアを結ぶトランジット空港」の二つだ。

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