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「脱下請け」にパナが挑戦 トヨタが鍛えた車載事業

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電機メーカーならではの強みを模索

家電見本市で顔を合わせた豊田章男社長(右)と津賀社長(左)(撮影:尾形文繁)

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その一言が、パナソニックを本気にさせた。

「あんた、車を知らんね」。パナソニックで車載部門を担うオートモーティブ&インダストリアルシステムズ(AIS)社の責任者である上席副社長の柴田雅久は、2008年にトヨタ自動車の役員からかけられた言葉が忘れられない。

柴田は同年に車載部門トップに就いた津賀一宏(現パナソニック社長)とともに、従来型の電子部品の単品売りではなく、システム化した商材を自動車メーカーに提案しようとしていた。真っ先に向かったトヨタで冷や水を浴びせられたのだ。

パナソニックとトヨタの縁は深く、長い。60年以上前に創業者の松下幸之助と、トヨタの大番頭だった石田退三が親交を結んで以来、パナソニックにとってトヨタは最大の得意先だ。今も車載部門の売上高1.2兆円(14年度見込み)の約3分の1をトヨタ向けが占める。1996年以降は、ハイブリッド車(HV)や電気自動車(EV)向けニッケル水素電池製造の合弁会社も共に運営してきた。

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