有料会員限定

富裕層、起業家を引き付けるシンガポールの「磁力」 Part1 海外移住編

印刷
A
A

国土が東京23区とほぼ同じ面積の小国に、なぜ日本人が続々と移り住んでいるのか。

富裕層、起業家を引き付けるシンガポールの魅力とは

特集「本気で考える 海外移住&資産運用」の他の記事を読む

「相続税が、すべての土地を処分しなければ払えないほど高額だったんです」。川上道夫さん(仮名、60代)は、シンガポールの中心地からやや離れた住宅街にある日本料理店ですしをつまみながら、シンガポール移住を決意した経緯を話してくれた。

川上さんは東京都内で先祖代々受け継いできた土地を守る「大地主」だった。母親の死で相続に直面したのが1990年代前半。バブル経済の崩壊で不動産価格が急落し始めていたにもかかわらず、相続税評価額は高止まりしたままだった。

土地を切り売りして何とか払い終えたが、「手元には相続前の資産の1割も残らなかった」という。その後、遅くに生まれた娘の成長を見ながら、相続を再び意識するようになった。

「娘には同じ苦労をさせたくない。処分が難しい貸し地もまだあるので、このままだと娘が住む所さえなくなるかもしれない」

危機感を募らせた川上さんは相続対策について税理士に相談。すると、海外移住による節税方法を教えられた。親子とも5年以上、海外に住み非居住者と認められれば、海外資産の贈与、相続に対して日本からは課税されない。しかも、移り住んだ国が贈与税、相続税のない「タックスヘイブン」であれば、資産を丸々娘に受け継がせることができる。

関連記事
トピックボードAD
連載一覧
連載一覧はこちら
トレンドライブラリーAD
人気の動画
トヨタが新型クラウンから始める販売改革の衝撃
トヨタが新型クラウンから始める販売改革の衝撃
平気で「サラダ」を食べる人が知らない超残念な真実
平気で「サラダ」を食べる人が知らない超残念な真実
任天堂Switchが「6年目でもまだまだ売れる」根拠
任天堂Switchが「6年目でもまだまだ売れる」根拠
平気で「漬物」を食べる人が知らない超残念な真実
平気で「漬物」を食べる人が知らない超残念な真実
会員記事アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
特集インデックス
本気で考える 海外移住&資産運用
サラリーマン投資家が語る
費用と手間が想像以上
海外投資の税の基本
東南アジアに熱視線
外貨預金より低コストだが
REIT
REIT
債券
債券
株式
株式
海外投資 虎の巻
Part2 海外資産運用編
永住権の取得には高い壁
もう行きたくない また住みたい
人気の海外移住先で暮らす!
人気の海外移住先で暮らす!
人気の海外移住先で暮らす!
人気の国はどこ? 移住先を決める基準に変化
海外一流大学へのパスポート
真の狙いは教育移住
Part1 海外移住編
円安・インフレに「脱ニッポン」で備える
トレンドウォッチAD
  • 新刊
  • ランキング
東洋経済education×ICT
有料会員登録のご案内