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移住人気国のビザ制度を総点検 永住権の取得には高い壁

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海外移住には長期滞在ビザや永住権を取得する必要があり、条件は国ごとに異なる。専門性が高い職業に就いていると永住権を得やすい国もあるが、リタイアなど就労先を確保していない場合は、資産額や移住国での投資などの経済条件をクリアする必要がある。

移住先として関心が高まっている東南アジアでは、シンガポールの条件が厳しい。図表1に示した「グローバル・インベスター・プログラム」の諸条件を満たせる人はかなり限定されるだろう。一方、日本人の移住先として人気が高いマレーシアだとそのハードルが大きく下がる。

[図表1]
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(注)SGDはシンガポールドル、NZDはニュージーランドドル (出所)各国政府機関の資料・ウェブサイトを基に筆者作成

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10年の期間限定ながら「マレーシア・マイ・セカンドホーム・プログラム(MM2H)」なら、50歳未満は約1600万円の金融資産と月額約32万円以上の所得が取得条件。タイなどにも引退者向けの居住者ビザの制度があるが、1年更新と期間が短く、長期滞在の面では一度取得すると10年間の居住が保証されるMM2Hに軍配が上がる。

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