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高齢化で気になってきたペットの食と健康 飼い主と末永く寄り添う「長寿化」 が進行

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室内飼いの増加で、ペットが高齢化。獣医など資格取得や葬儀・墓にも新局面。

停滞するホームセンターで成長商材として気を吐くペットフード

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種別・年齢別フードにサプリメント、食の安全保証まで

止まらない細分化・高級化 ペットフードの最前線

ペットフードの高付加価値化が進んでいる。犬では小型犬種に人気がシフトしたため、1頭当たりの食事量は減少。ペットフード協会の調査でも、数量ベースの流通量は2005年をピークに減少に転じている。だが金額ベースでは08年度2697億円(前年度比10.5%増)と、なお成長が続いている。

理由は、栄養面や味に付加価値をつけた高額のペットフードが売れているためだ。「飼い主の品質を求める傾向は顕著で、高級フードの成長は続く」(ネスレ ピュリナ ペットケアの日本地域最高責任者、村林三七男氏)と、各社は高額のフードを相次いで投入している。

キャットフードの場合、味にこだわったグルメフードが人気だ。犬では5%に満たないグルメフードの割合は、猫では20%ほど。気に入れば同じフードを食べ続ける習性が強い犬と異なり、猫は飽きやすく、それだけ味に対する嗜好性も高い。

また、高齢化が進んだこともペットフードの高付加価値化を後押ししている。高齢ペットには人間の高齢者と同様に、健康に配慮した食事が必要と飼い主が考える傾向があるからだ。

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