ファミリーマート社長、「早く2位になりたい」

2015年度も1000店台の出店を継続

コンビニへ期待をする時代に入ってきて、いろいろなニーズが出てくる。健康的なものをそろえてほしい、ATM以外の金融サービスも、高齢者の見守りもしてほしい、という具合に。それに応えるにはやはり全国にネットワークがあるということが非常に力になる。新しいサービスを始めるときには、まったく違う分野の方々と組んでいくことになる。そのときにやはりネットワークが価値になってくる。

3つの新規事業を育てる

なかやま・いさむ●1957年生まれ。81年伊藤忠商事へ入社し、食糧分野に長く携わる。米国出向や常務執行役員を経て、2013年1月から現職(撮影:梅谷秀司)

――5年後、10年後、どういうサービスを提供しているイメージなのか。

3つの新規事業を育てていきたい。

1つは金融。今年9月にジャパンネット銀行と業務提携をしたが、これをもう少し深掘りしたい。外国人の旅行客が増える中で、彼らが海外で使っているキャッシュカードをうちのお店で使えるようにするのは自然なこと。今後いろんな金融機関と組んでいくこともあるかと思う。(注:海外のクレジットカードやキャッシュカードが幅広く使える、ゆうちょ銀行のATMの設置を11月から一部店舗で始めるなど、取り組みを進めている)

2つ目は介護・健康分野。12年にシニアライフクリエイトという企業を買収して高齢者への弁当宅配を行っている。ここももう少し太くしていきたい。

3つ目はインターネットビジネス。(ネットショッピングなどを手がける)ファミマ・ドット・コムという会社があるが、まだ中堅企業にもなっていない。この成長戦略をきちんと描いていく。ネットビジネスで、(他社に)うちの店舗を拠点に使っていただくことはオープンにやっていきたい。

新規事業分野である程度の収益を作っていくというのが僕らの考え。これから来年以降、3カ年の中期経営計画を作ろうと思っている。最初は15~17年、その後は18~20年。オリンピックも見据えて、どういう姿になっているか示していきたい。

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