ドコモ、復活のヒントは「創業期」にあり!

初代社長の「経営哲学」に学ぶ

2014年9月30日、新製品を発表するドコモの加藤薫社長(撮影:風間仁一郎)

11月7日の決算説明会の席上、NTTの鵜浦博夫社長は、次のように言明した。

「ドコモの復活、ナンバー1を目指すことが新たな使命だ。共同責任だと認識している」

「ドコモが今回示した中期計画は、私にとっては最低限だ」

「大幅なコスト見直しにチャレンジさせる。ドコモも(吉澤和弘)副社長主導のプロジェクトが動いている。私が副社長に直接リポートをさせる」

NTTがドコモの経営に言及するのは異例のことだ。上場企業であるドコモの経営にはおおっぴらには口を挟まないという「不文律」があったためだ。しかし、そんなことを言っていられないほど、ドコモの退潮が進行しているのである。

ドコモは果たして、ここから復活できるのだろうか。

20年前のドコモにヒントあり・・・

現在のドコモが営業をスタートしたのは1992年7月。巨大なNTTから「ちっぽけな赤字会社」に移った社員は、不安でいっぱいだった。そこから急発展を遂げていくわけだが、そこでリーダーシップを果たしたのは初代社長の大星公二氏である。

徹底した現場主義、最後にはトップが責任をとる姿勢・・・。井戸を掘った男の言葉を、現在のドコモ経営陣は、もう一度かみしめるべきかもしれない。そこに「立て直し」のヒントが隠されているはずだ。

大星氏の言葉には、「大企業の中から新規事業を生み出すためには何が必要なのか」という普遍的な知恵も溢れている。2012年に週刊東洋経済に連載した大星氏への連続インタビューは、今もまったく古くなっていない。

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