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モスが「引退後アスリート」の支援に光を当てた訳 モスバーガーの加盟店オーナーとして育成したい

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  • 高井 尚之 経済ジャーナリスト、経営コンサルタント
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このように実業団では選手を取り巻く環境の変化が激しく、プロ野球選手への調査では、引退後に会社経営に興味を持つ選手が多くなっている。

47都道府県、希望する土地で働くことも可能

今回の「アスリート経営者 育成プロジェクト」の魅力はどこにあるのか。

「『モスバーガーが好き』『地元に貢献したい』が前提条件になりますが、全国47都道府県に店舗があるのは強みです。また、アスリート出身のオーナーが増えれば、既存のオーナー会にも、いい意味で刺激となる。長年地域で活動する加盟店オーナーの中には、地元の名士となった人もいるので、違う舞台で自分を輝かせることも可能です」(笠井さん)

「例えば九州で生まれ育った選手が、横浜のチームに入団し、そこで生活してきた場合を考えると、現役引退時には家族もいて、子どもの教育の関係などで帰郷できないかもしれません。モスバーガーの加盟店オーナーになれば、ずっと横浜で働けるのです」(高森さん)

「モスバーガーの店舗数は現在、東京・愛知・神奈川・大阪(神奈川と同数)・福岡・埼玉の順に多いのですが、総じていえば西日本のほうが販売促進にも意欲的です。アスリート出身の加盟店オーナーには、これまでにない新たな発想も期待しています」(齊藤さん)

競技者に対して「引退後の人生のほうが長い」と、よく言われるが、引退後の転身は、見方を変えれば「働き方改革」だ。第一線で活躍する会社員も、この意識で転身する例が増えた。

3月から4月は、新天地に進む人が多い時期だ。モスの取り組みが成功すれば、「人生のステージを変える」1つの象徴になるかもしれない。

東京都内を中心に「モスバーガー&カフェ」の業態で展開する店もある(筆者撮影)

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