なぜ「侍ジャパン」は、20万人集客できたのか TV視聴率では見えない、日米野球の舞台裏

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11月15日の日米野球第3戦(東京ドーム)でノーヒットノーランを達成した4投手。小久保監督(中央)を挟んで、左から牧田、西野、則本、西 (スポーツニッポン提供)

侍ジャパンがいきなり3連勝すれば、大リーグ選抜も意地を見せて2連勝。2006年以来、8年ぶりに開催された日米野球は、日本の3勝2敗で幕を閉じた。

日米野球が休止だった、本当の理由とは?

従来は原則2年置きに行われていた日米野球。前回の2006年から休止状態になっていたのは、日本プロ野球選手会が「日米野球は一定の役割を終えた。次回以降は参加しない」という姿勢を打ち出したからとされている。この年の3月に第1回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)が開催されたことから「親善試合は必要なくなった」というわけだが、休止に至った本当の理由は他にある。

2005年からアジアシリーズが始まり、2007年にはセ・パ両リーグともにクライマックス・シリーズ(CS)を導入。加えて日米野球の次回開催年にあたっていた2008年には、8月に北京五輪が行われた。日程が押してきつきつで、CS、日本シリーズを終えてからアジアシリーズ。物理的に日米野球を組み込むスペースがなくなったのだ。

アジアシリーズは冠スポンサーが撤退し、日本では2008年を最後に開催されていない。日程的には可能になっても、日米野球を再開するには大義が必要。それが「侍ジャパンの強化試合」だった。

日本球界は昨年、プロ・アマが一体となってトップチーム、社会人、22U、大学、18U、15U、12U、女子の全カテゴリーの日本代表の愛称を「侍ジャパン」にすることを決めた。さらに今年11月4日、侍ジャパンの事業を推進するための新会社「株式会社NPBエンタープライズ」を設立。早速のイベントが今回の日米野球となった。

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