自宅で手軽に味わえる「冷凍駅弁」10の開発秘話 賞味期限にとらわれない、密かなブームに

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左・崎陽軒の「横濱ピラフ弁当」(通常版)右・崎陽軒「おうちで駅弁シリーズ」の「ピラフ弁当(」冷凍版)(筆者撮影)

毎年年初に行われる京王百貨店新宿店駅弁大会へは、数日おきに通っていた。駅弁の賞味期限はその日中なので、マメに行く必要があったのだ。毎日、賞味期限に追われる生活はある意味修行にも似ていた。しかし最近は、期限にとらわれず、駅弁をゆっくり食べることができるようになった。「冷凍駅弁」のおかげである。

「冷凍駅弁」とは、おなじみの駅で売られている駅弁が「冷凍」になったもの。以前からちらほら見かけていたが、ここ数年ですでにかなりの数が販売されている。今回は実際に駅で販売されているものと同じ種類の冷凍駅弁を選び、味とともに創作秘話などもご紹介していきたいと思う。

崎陽軒の「おうちで駅弁」

崎陽軒は「おうちで駅弁シリーズ」と称して冷凍駅弁を出している。通常は「チャーハン弁当」、「ピラフ弁当」、「お赤飯弁当」の3種、それに季節のお弁当のラインナップが加わる。

崎陽軒(横浜)の「おうちで駅弁シリーズ」3種(筆者撮影)

これらは通常の駅弁として販売されているものとほぼ同じ。ご飯だけでなく、おかずにシウマイ、タケノコ煮、唐揚げが付いているのがうれしい。冷凍駅弁にするにあたってやむなく副菜をなくすところが多い中、この形にするには大変だったのではないだろうか。解凍する時も袋のままレンジに入れれば蒸気が出てあっという間にできあがるのが手軽でよい。味はもちろん保証付きだ。

「電子レンジで温める際、おいしさがご飯もおかずも均一になるよう、水分量やおかずの配置などに苦労しました。食材の水分量がそれぞれ違うので、それを測りつつ完成させました」(崎陽軒・広報)

ふと気がついたが、シウマイがおかずとして冷凍駅弁に入っているということは、シウマイ弁当も冷凍駅弁が作れるのでは…?

「そういうお声は多いのですが、今のところは考えていません」

冷凍でシウマイが食べたければ、ジャンボシウマイminiを買うのもおすすめだ。私はこれもすでに1人で2度完食している。

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