会社員なら知っておきたい将来減る「3つの収入」 これらを当てにせず将来設計することが大事
「お金を増やす方法」について考えていく前に、まずは必要なお金について考えましょう。みなさんは、自分がいくらのお金を得ているか、そしてこれから、どのくらいのお金を稼げるかを把握していますか?
イメージは湧いているという人も、的外れな予想をしているかもしれません。時代は変わり続け、これまでとこれからでは、もらえるお金が異なってくるからです。
上場企業でも生涯給料が2億円に満たない
かつてビジネスパーソンの生涯給料は2億7000万円ほどといわれましたが、それも幻となりました。いまでは、上場企業であっても生涯給料が2億円に満たない企業もたくさんあります。
昭和の時代と比べて、誰もが役職者になれる時代ではなくなったことも、生涯給料が変化した要因のひとつです。
私が新卒で入社した会社には、いつもひとりで行動している、課長の肩書を持った中年の男性がいました。課長なのになぜ部下がいないのだろう。その疑問を上司にぶつけたところ、こう説明されました。
「あいつは自分の仕事で精一杯でとても部下の面倒まで見る能力がない。だからひとりで動いている。いい歳の大人がヒラだとか主任だとかいったらお客様から信用されない。それで社長が課長にしてやったのさ。お前もああならないようしっかり仕事を覚えろよ」
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